【2019年10月】文化・音楽・芸術の祭典 瀬戸内リトリート 青凪 文化音楽芸術祭

更新日:2025年October7日

愛媛をアートの発信地に。「文化・音楽・芸術」の祭典。

2019年10月12日〜14日の3日間、瀬戸内リトリート 青凪にて「文化音楽芸術祭」を開催いたしました。

この日のために、地元瀬戸内を拠点に活動するアーティストを中心に、全国から様々な分野で活躍するアーティスト全31組が集結。安藤忠雄氏が手がけたこの唯一無二の空間は、アーティスト同士の交流、そして文化人が織りなす非日常の舞台となりました。一般の方にも開かれた場として、アートが人と人、地域と地域をつなぐ、特別な三日間となりました。

クラウドファンディングで支援を募り、開催決定

安藤忠雄が建築・設計を手がけた旧「エリエール美術館」を改装し、2015年に開業した瀬戸内リトリート 青凪。館内には、当時の絵画や地元アーティストによる作品が数多く展示されており、アートとの深い繋がりを持つホテルです。

「安藤建築で芸術祭を開催し、愛媛をアートの発信地にしたい」

「ご宿泊のお客様だけでなく、地元の方々や国内外の観光客にも、アートを通じて愛媛に足を運ぶきっかけを提供したい」

この夢を実現するため、私たちはクラウドファンディングに挑戦しました。その結果、目標額250万円に対し、支援総額は516万4000円に。私たちの想いに共感してくださった多くの方々のご支援により、本イベントの開催が決定しました。

世界的アーティストSUIKO氏によるサイト・スペシフィックアート

グラフィティ・アーティストSUIKO氏が10月1日から約2週間ホテルに滞在し、瀬戸内の情景やホテルの空間の中で、制作活動に取り組み巨大絵画を完成させるプロジェクト。

その作品は、10月12日から3日間で開催する「瀬戸内リトリート 青凪 文化音楽芸術祭」においてライブペイントで仕上げ作業をほどこし完成となりました。

この作品は、現在も瀬戸内リトリート 青凪で鑑賞いただけます。

本イベントに先駆け、グラフィティアーティストのSUIKO氏が10月1日から約2週間にわたるアーティスト・イン・レジデンスを実施。瀬戸内の情景やホテルの空間に触れながら巨大絵画の制作に取り組みました。

イベント当日、SUIKO氏が来場者の目の前で仕上げのライブペイントを披露。躍動感のあるパフォーマンスに、見る者の胸の高鳴りが会場に満ちる中、作品に命が吹き込まれていきます。この作品は、現在もホテルに展示されており、当時の熱量を今に伝えています。

「文化音楽芸術祭」開催概要

  • 名称:瀬戸内リトリート 青凪文化音楽芸術祭
  • 開催日時: 2019年10月12日(土)~14日(月) 14:00~22:00
  • 開催場所: 瀬戸内リトリート 青凪(愛媛県松山市柳谷町794-1)
  • 参加費:前売り2,500円/当日3,000円(13歳未満のお子様入場無料)

参加アーティスト

能勢伊勢雄、宇川直宏、寺尾紗穂、伊賀航、矢部直、suiko、能勢聖紅、渡邊和三郎、宮脇慎太郎、86B210、宮澤崇史、YAMA、ミナクマリ、清水ひろたか、小野 豊、 pAradice、GEEE、DJ KENNTA、The Human & Assets、Ginji Kimura、Fragrantriver、極楽shanti

参加者、アーティスト、安藤建築が共鳴した三日間

ただアートを鑑賞する場ではなく、作品が生まれる瞬間を共有する場となることで、参加者の熱気とアーティストの個性が安藤建築に溶け合い、唯一無二の空間が広がりました。

本イベントで生まれた作品の一部は現在もホテルで鑑賞いただけます。ぜひ、アーティストの想いに触れ、安藤建築に溶け合うその佇まいをお楽しみいただければと思います。