【2020年10月】伝統とモダンが交差する静寂 瀬戸内リトリート 青凪 茶会
更新日:2025年October7日
安藤建築が巨大な茶室に。初の宿泊一体型アートイベント
前衛的茶のアート集団「The TEA-ROOM」とのコラボレーションにより、ホテル全体を巨大な茶室と見立てた宿泊一体型アートイベントを開催いたしました。
安藤建築の空間と瀬戸内の絶景を舞台に、濃茶を楽しむ「水上茶席」、薄茶、花いけ、書が一体となった「サンセット&ライブパフォーマンス」を実施。本プラン限定の特別茶懐石の夕食をお楽しみいただいた後、DJも加わったライブパフォーマンスとアフターパーティを開催。茶道を経験したことがある人もない人も、皆釘付けになり、会場に一体感が生まれる1日となりました。
タイムテーブル
- 15:00~16:00 チェックイン
- 16:30~17:15 水上茶席 濃茶
- 17:20~17:50 サンセット&ライブパフォーマンス 薄茶・花いけ・書
- 18:00~19:30 夕食 特別茶懐石
- 19:45~20:30 ライブパフォーマンス、茶・花いけ・書・DJ・アフターパーティ
- 翌日08:00~09:30 朝食
「心に残る宿」を目指して。スタッフの着想から生まれた企画
「何度でも訪れたい心に残る思い出の宿を作りたい」と、宿の個性を活かしたイベントを模索する中で、一人のスタッフが通う茶道教室から着想を得てこの企画が誕生しました。このパーソナルな着想と、現代における「茶の湯」を探求する前衛的アート集団「The TEA-ROOM」の思想が共鳴し、実現に至りました。
The TEA-ROOMとは
現代における「茶の湯」のあり方を探求し続けるアート集団。
茶の湯を庭、建築、絵、書、香、華、音、器、食、衣、礼で構成される日本の総合芸術として捉え、茶の湯が持つ文脈を「The TEA-ROOM」ならではの解釈に落とし込み、「千利休がもし現代に生きていたら、一体どんな茶を立てるのか?」をコンセプトに、アート活動を行っています。
「瀬戸内リトリート 青凪 茶会」開催概要
- 名称:瀬戸内リトリート 青凪 茶会
- 開催日時: 2020年10月16日(金)~17日(土)
- 開催場所: 瀬戸内リトリート 青凪(愛媛県松山市柳谷町794-1)
- 参加費:宿泊プランに含む
独創的な空気感がもたらした、茶の湯の新たな魅力
茶会当日、朝から降り続いていた雨はまるで天が味方したかのように開始時刻にピタりと止み、雲の隙間から晴れ間が見えました。夕陽の光に包まれた神秘的な情景の中、安藤建築、瀬戸内の絶景、「The TEA-ROOM」が融合して放たれる独創的な空気感は、参加者を圧倒しました。ご宿泊のお客様だけでなく、瀬戸内リトリート 青凪のスタッフ一同にとってもかけがえのない記憶として刻まれました。ここでしか生まれない特別な時間が、茶の湯の新しい魅力を深く印象づけた2日間でした。