次の10年を見据えて。ロゴリニューアルと「AONAGI 10th LOOK BOOK」が生まれるまで
更新日:2026年8月13日
瀬戸内リトリート 青凪は、開業10周年の節目にロゴをリニューアル。これまでの印象や世界観を大切にしつつ、視認性を高め、リトリートブランドらしくよりシンプルで洗練された印象へとブラッシュアップすることを目指して、「less is more」をコンセプトにロゴリニューアルに取り掛かりました。
このプロジェクトをご一緒したのは愛媛・砥部町を拠点とするグラフィックデザイナー、大福 理絵氏。これまで歩んできたこの地に根を張り、これからも瀬戸内に寄り添うホテルでありたいという思いを込めています。
大福 理絵氏と青凪を一つひとつ紐解く

2025年2月、大福 理絵氏が初めて青凪を訪れました。
大福 理絵氏が青凪の空間を通じて感じた、「感性を刺激するアートに触れる空間」「日常から離れ、感性をあさっての方向にジャンプさせてくれるパワーがあること」これらの感覚をロゴデザインに映していきます。
かつて美術館を併設したゲストハウスだった建物の記憶をどう受け継いでいるのか、青凪のアートに対する捉え方——青凪が大切にしている価値観について、一つひとつコミュニケーションを重ねていきました。
こうして生まれた提案資料をもとに、社内でも意見を交換しながら検討を重ね、複数案から絞り込んでいきます。
ミニマルでありながら、伸びやかに
青凪のフォントには、格式高く彫刻的な線の美しさが特徴の書体「Trajan」が用いられています。今回のリニューアルでは、このTrajanのハネやハライといった要素を残し、線の太さやバランスなど細部まで調整しました。
意図したのは、Trajanが持つ格式の高さを保ちながらも、日常から離れ伸びやかに過ごせるリトリートとしての空気感と、美術館のような洗練された佇まいを、視覚的に感じてもらうこと。

旧ロゴ

新ロゴ
神社や美術館に通じる端正さと静かな心の高揚感を併せ持ちながら、説明がなくても、青凪のロゴだと感じてもらえること——そんな思いを込めています。
また、ロゴマークに描かれている「瀬戸内ライン」は、四国北部の輪郭をモチーフとして、山のようにも、海のようにも、人生の波のようにも見えるよう、説明しすぎない余白を残し、見る人それぞれが自由に意味を見出せるデザインとしました。
10年の歩みを、一冊に
ロゴリニューアルと時を同じくして、もう一つのプロジェクトが進んでいました。

次の10年を見据えた青凪のあり方を共有するための一冊、「AONAGI 10th LOOK BOOK」の制作です。スタッフが考える青凪の魅力を集め、その内容を10周年にちなんで10の項目にまとめ、章立てを組み立てていきました。
「それぞれの青凪」を宿して
完成したLOOK BOOKには、建築、アート、手仕事など、これまで地域事業者の方々と紡いできた軌跡とこれからの未来をまとめ、以下の10の章に綴りました。

- A New Signature of AONAGI これからの10年を共に歩む、新しい青凪のかたち
- Continuing Local Events 時を紡ぐ催し
- Timeless Architecture 時を超えて佇む建築
- Echoes of Art アートとともにある時間
- Hands of the Setouchi 瀬戸内に息づく手仕事
- Culinary Culture この土地の移りゆく四季を味わう
- The Anniversary Collection 10周年のための特別なプロダクト
- Honors Along the Journey 歩みの中でいただいた栄誉
- AONAGI Seen by Us それぞれの「青凪」
- For the Next Chapter 時を重ね、次の章へ。
その中でも特徴的なのは、「9. AONAGI Seen by Us それぞれの「青凪」」。制作にはスタッフ全員が参加し、それぞれが「好きだ」と感じる青凪の表情を写真で切り取ったものを集めました。
表に出ることの少ない、裏方の視点も含め、青凪に関わる人たちの想いが一冊に宿っています。

ロゴリニューアルとLOOK BOOKの制作、いずれも次の10年を見据え、ここから先どうありたいか、その想いを込めたプロジェクトです。
これまで青凪に心を寄せ、足を運び、ともに時間を重ねてくださったすべての方々への感謝とともに、これから紡いでいく時間に想いを馳せ、次の10年へ、また新たな一歩を進めていきます。









































