SIGHTSEEING & ACTIVITIES
観光・アクティビティ
穏やかな海、雄大な自然。ゆっくり流れる時間。 日本一広大な瀬戸内海国立公園に展開する「瀬戸内リトリート 青凪」周辺には、さまざまな愉しみが待っています。 日本最古の湯・道後温泉や、広島・尾道とを結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」など。 観光拠点としてもお役立てください。
No.01
IMABARI/ SHIMANAMI BRIDGE
今治・しまなみ海道方面
しまなみ海道
◎ 世界初の三連吊り橋付近で食べられる鯛飯が絶品
2006年4月開通、世界初の三連吊り橋・来島海峡大橋。橋のたもとの来島海峡沖で取れる鯛が有名で「大潮荘」の鯛飯は、新鮮で行列ができるほどの美味しさです。また、道の駅よしうみいきいき館では、鮮魚コーナーの生け簀の魚介を七輪で焼いて食べる七輪バーベキューが人気です。糸山公園や、その敷地内にある来島海峡展望館は、市内からのアクセスも良く眺望が良いです。
◎ 亀老山展望公園はしまなみ海道随一の展望を誇る
島風情を気軽に楽しみたいなら、レンタルサイクリングで大島へ行くのも良いかもしれません。大島にある標高307.8mの亀老山頂にある展望台からは、海に沈む夕日やライトアップされた来島海峡大橋を望むこともでき、時間を問わず景観を楽しめます。また、展望できる景色だけでなく、建築家の隈研吾氏が設計したその複雑なデザインも建築界から高い評価を得ています。
タオル美術館ICHIHIRO
◎ 世界でも珍しいタオルとアートを融合した美術館
今治市は日本一のタオル産地。世界でも珍しいタオル美術館には、ヨーロッパ風庭園をはじめ、絵本作家が監修するタオルミュージアム・タオルコレクションショップの施設が点在しており、ふわり・ここちよいタオルに魅せられてのティータイムも充実しています。日本一のタオル生産地ならではのオリジナル商品や四国の特産品など、お土産を選ぶのに困るほどの品々が揃っている。
◎ タオルのみならず庭園も魅力的
タオルが紡がれて生地になっていく様子が見学できる「タオル製造実演コーナー」のようなものもあるが、それだけがタオル美術館の魅力ではない。四季折々の表情を見せる約1万坪のヨーロピアンガーデンをのんびり散歩するのも心地よいだろう。
今治城
◎ 難攻不落の要塞、築城の名手会心の城
5層6階の天守閣や、海水を引き入れた堀など特異な構造を持った海浜に位置する海城で、「日本三大海城」「日本百名城」の一つ。築城の名手と名高い藤堂高虎の築城術が随所に見られる。現在は、照明デザイナー海藤春樹のデザインによるライトアップが行われ、毎日、日没30分後から23時まで昼間とは違った幻想的で美しい姿を見ることができる。
No.02
CENTRAL TOWN
市内中心部
坂の上の雲ミュージアム
◎ 正岡子規・秋山好古・真之兄弟3人の足跡を辿る。
司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」は松山出身の正岡子規・秋山好古・真之兄弟3人の生涯を通して成長していく明治日本の姿を描いています。
◎ 安藤忠雄氏が設計した建築も見物。
松山城の麓の緑の平成19年4月28日オープンしたミュージアムは、安藤忠雄氏が設計しています。安藤忠雄氏の建築を楽しみながら、三角形を描くスロープでつながれた展示室を、歴史とともに時の流れを感じながら回遊し、3人の足跡をたどります。
松山城
◎ 江戸時代に建築された天守が現存する全国12城の1つ
江戸時代に建築された天守が現存する全国12城の一つで、日本の100名城にも選定されています。小高い山の上に立ち、天守からは市内、瀬戸内海を一望できる。加藤嘉明が築城に着手しました。松山城二ノ丸史跡庭園では藩主の愛した薪能の上演など行われており、四季折々の庭園は賑わいを見せます。
◎ 山頂まではロープウェイやリフトでも
小高い山の上に立ち、天守からは市内と瀬戸内海を一望できる。伊予鉄道の「大街道」電停から徒歩5分+ロープウェイで3分ないしは、リフトで6分。松山市内を走る明治時代の蒸気機関車を復元したレトロな坊ちゃん列車で松山市内の観光スポットの楽しさを味わえます。
萬翠荘
◎ 大正浪漫を今に伝える、日本が誇る純フランス風洋館
松山城の麓の緑の森の中に佇む邸宅、「萬翠荘」(ばんすいそう)は、大正11年、松山藩主の子孫-久松定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が別邸として建てたフランス・ルネサンス様式の洋館。愛媛県で最も古い鉄筋コンクリート造りで、国の重要文化財です。今も残る華やかな大正ロマンに触れることができます。建設費は、約30万円といわれております。県庁本館が昭和4年に約100万円で建設されましたが、その7~8年前にはるかに小規模の分館に約1/3の30万円を要したということは、いかに巨費であったかご理解いただけると思います。
◎ 政界や財界の名士はもとより、皇族ゆかりの社交場として名高い
陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった定謨伯爵好みの、純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まり、皇族方がご来県の際は、必ず立ち寄られたところであります。また、裕仁親王(後の昭和天皇)の松山訪問に合わせ、完成を急がせたとも伝えられております。
No.03
CENTRAL TOWN DOGO AREA
市内道後エリア
松山市立子規記念博物館
◎ 近代俳句の基礎を築いた子規の生涯に触れる
重い持病のため、何度も夢を諦めなければならなかったにもかかわらず、その都度新しい志を見出して明治という新時代を駆け抜けた松山出身の俳人・正岡子規。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」で有名です。実物資料やレプリカ、パネルなどの資料およそ6万点と、映像コーナーにより子規の生きた軌跡と松山の歴史・文学を誰にでもわかりやすく紹介しています。
◎ 夏目漱石と正岡子規が共に過ごした愚陀仏庵に思いを馳せて
館内には、明治28年に夏目漱石と正岡子規が52日間共に過ごした、今は無き、愚陀仏庵(ぐだぶつあん)の1F部分が復元されています。この愚陀仏庵という名称は、夏目漱石の俳号「愚陀佛」という名前に由来しています。小説「坊っちゃん」は、ここで過ごした松山での教師体験をもとに生まれました。
石手寺
◎ 四国八十八ヶ所の札所の1つ、国宝・重要文化財も数多く保有するお寺
四国八十八ヶ所 51番札所で、参道が回廊形式となっており、境内はお遍路さんや観光客の多い霊場です。お遍路の元祖・衛門三郎は、息を引き取る間際に、弘法大師から石を授かり、その後、この地方の豪族に生まれた子供が右手にその石を握りしめていたということから、寺号「石手寺」はこの伝説に由来しています。51番食堂の名物「おやき」は昔、お遍路さんの接待のために出されていたのだそうです。
◎ 四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院
楼門の金剛力士像は、運慶派の作で、本尊の薬師如来像は、行基の作。境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されている壮観さで、それに寺宝を常時展示している宝物館を備えており、四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院です。国宝は二王門で、高さ7m、間口は三間、横4m、文保2年(1318)の建立、二層入母屋造り本瓦葺き。重要文化財には本堂をはじめとして、三重塔、鐘楼、五輪塔、訶梨帝母天堂、護摩堂の建造物と、「建長3年」(1251)の銘が刻まれた愛媛県最古の銅鐘があります。
道後ぎやまんガラス美術館
◎ 江戸時代から大正時代にかけて作られた貴重なガラス工芸品の数々
道後温泉本館の象徴・振鷺閣の赤い板ガラスを始め、希少な江戸時代のぎやまん、びいどろや明治・大正時代にかけて作られた貴重なガラス工芸品などを約300点展示している。館内では、西洋から伝来し日本の伝統技術に磨かれた、繊細で優美なガラス工芸品を楽しむことができる。希少な江戸時代のぎやまん・びいどろや明治時代から大正時代にかけて作られた貴重なガラス工芸品など約300点を展示しています。
◎ 夜のライトアップと併設のカフェダイニングがおすすめ
庭園には、シラサギのオブジェやワインボトルの滝などガラスと水を使ったオブジェが飾られ、夜のライトアップは道後をさらに夢の世界へ導きます。併設するカフェダイニングから眺める景色は、昼夜を問わず楽しめます。
道後温泉本館
◎ 温泉施設として日本で初めて国の重要文化財に指定された本館
日本最古の歴史を誇る木造三層楼の本館は明治27年に建てられ、平成6年に温泉施設として日本で初めて国の重要文化財に指定されました。古くは聖徳太子から、歴代多くの皇族方、昭和天皇、夏目漱石まで入浴されたというロマンを感じられます。太鼓楼「振鷲閣」で打たれる刻太鼓は、1日3回響き渡り、残したい日本の音風景100選に選定されています。道後温泉本館は、さらりとした肌になじむ、無色透明のかけ流しアルカリ単純温泉で美肌効果もあり、女性の一人旅ではランキング1位を獲得しています。道後温泉のシンボル「坊ちゃんカラクリ時計」では、1時間ごとに時計がせりあがり、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の登場人物が楽しめます。
◎ 朝の一番風呂を告げる刻太鼓の音、夜の振鷺閣のライトアップが見所
通年、朝6時から太鼓の音とともに入浴できるのも名物となっており、地元客はもとより、朝湯を楽しむ観光客も多い。一番風呂の開始を告げるのが、本館の振鷺閣から鳴り響く「刻太鼓」。朝をはじめ、正午、夕方、ドーンドーンと迫力ある音がこだまする。夜、ライトアップされた道後温泉本館屋上には赤いぎやまん張りの振鷺閣が目を引く。湯上りには、温泉風情にしっぽり身をゆだねての「ハイカラ通り」の散策や、小説「坊ちゃん」に登場する団子屋のモデルになった老舗「つぼや菓子舗」の看板商品「坊っちゃん団子」がおすすめです。また、ジブリ映画のなかでも言わずと知れた名作、『千と千尋の神隠し』の舞台、湯屋のモデルとなった場所の1つです。
No.05
SAIJO / NIIHAMA
西条・新居浜方面
マイントピア別子「端出場ゾーン」
◎ 別子銅山の産業遺構を活かしたテーマパーク
日本三大銅山のひとつとして、長きにわたり繁栄を誇った別子銅山の産業遺構を活かしたテーマパーク。長さ333mの観光坑道をはじめとする遺構巡り以外にも、砂金採り体験や別子銅山の変遷を楽しく体験できる鉱山観光や、当時のままのトンネルや鉄橋を時速10kmで走行する観光列車、遊び疲れをリフレッシュできる温泉など、子供から大人まで1日中楽しむことができる。
◎ 東洋のマチュピチュと呼ばれる最奥の「東平ゾーン」
新居浜の深い山中に現存する別子銅山の産業遺産群。最盛期には多くの人々が暮らす大変賑わった町であったが、別子銅山の閉山に伴い、その跡だけが残されることとなった。マイントピア別子の「東平(とうなる)ゾーン」は、アクセスはよくないものの、近年では、石垣やレンガで造られた建物のイメージと、高所にあることからその姿が『東洋のマチュピチュ』と呼ばれ、多くの観光客を集めている。また標高750m前後のこの場所からは、天気の良い日には新居浜市街と遠く瀬戸内海を見渡せる絶景地でもある。
鉄道歴史パーク in SAIJO
◎ 四国鉄道文化館では、0系新幹線や蒸気機関車の展示も
「新幹線生みの親」と呼ばれる十河信二氏ゆかりの地に誕生した四国初の本格的な鉄道博物館。初代の0系新幹線電車を始め、DF50形ディーゼル機関車やC57形蒸気機関車、キハ65形急行用気動車、DE10形ディーゼル機関車、フリーゲージトレイン第2次試験車の計6両を展示しており、一部車両は運転席や客室に乗車もできる。その他にも、列車運転を体験できる鉄道ジオラマや、鉄道標識・信号機などの実物展示もあり、大人から子どもまで楽しめる。
◎ 国鉄総裁として夢の超特急・東海道新幹線を実現させた十河信二記念館
十河信二は、第4代国鉄総裁として夢の超特急・東海道新幹線を実現させたことから「新幹線生みの親」と呼ばれ、旧西条市長も務めた郷土の偉人。館内には、自筆のはがきや墨書、生涯愛用し続けた遺品などを展示しており、その功績と人柄を知ることができる。ここでしか買えないパンフレットやバッジなども販売しているので、旅の思い出やお土産を買うにも最適。隣接する「四国鉄道文化館」と併せて訪れれば、より一層鉄道を深く学ぶことができる。
別子銅山記念館
◎ 地元に築いた住友発展のモニュメント
日本三大銅山の一つである別子銅山での功績を永く後世に伝えたいと願い、住友グループが共同で設立。山の斜面を利用した半地下構造のデザインで、館内には住友グループと別子銅山の歩んできた歴史を始め、技術や従事者の生活などを紹介するコーナーで構成されており、当時の様子についても学ぶことができます。国内で一番早く開通した鉱山鉄道を走っていた「別子第1号機関車」が展示してあります。「マイントピア別子」という近隣の施設も併せて訪れるとより一層理解が深まるであろう。
◎ 5月9日の正午にだけ天窓から「歓喜の陽光」が差し込む
記念館の屋根には、別子銅山が開抗された5月にちなんでサツキが1万本植えられており、5月頃にはひと味違った風景を楽しむことができる。また、5月9日の正午にだけ天窓から「歓喜の陽光」と呼ばれる一条の光が差し込む様は言葉を失うほど神秘的。5月9日に訪れているようならば必見である。
No.06
UHCIKO / OTSU
内子・大洲方面
五十崎凧博物館
◎ 約400年の歴史を持つ凧の町に、世界中の凧が集結
五十崎の大凧合戦は約400年の歴史があり、愛媛県無形民俗文化財に指定されています。凧博物館では、日本各地の凧はもちろん、世界中から収集した凧に関する幅広い資料の充実を図り、伝統ある各地の凧や初節句を迎えた子供達の出世凧も珍しい展示物の一つです。凧の歴史や魅力を知ることができる珍しい博物館です。
◎ 予約をすると凧づくり体験も可能
毎年5月5日に行われるいかざき大凧合戦に使用される「けんか凧」や、凧糸につける独特の刃物「かがり」を間近で見ることができ、その雄大さは圧巻!また、予約をすると凧づくり体験も可能で、売店では凧に関するグッズや内子町のお土産も買うことができる。
内子の八日町護国地区
◎ 大正時代の娯楽を伝える内子座
江戸から明治時代にかけて和紙や蝋燭の生産で栄えた内子町。古い屋敷と情緒が残るのどかな町で、内子座は大正5年(1916年)商家のだんな衆が建てた劇場です。大正時代から長きにわたり、娯楽の中心となって内子の人々を楽しませ続けてきた歌舞伎劇場。催し物が無い日には、内部や舞台裏の様子などを見学することもできるので、舞台や花道に立って花形役者の気分を堪能するも良し、桝席(ますせき)と呼ばれる客席に腰を下ろして当時の賑わいに思いを馳せるも良し。
◎ 八日町護国地区に広がる伝統的な街並み
200年以上の歴史を持つ、伝統の大森和蝋燭屋では木蝋を繰り返し芯に塗って作る技法を自由に見学できる木蝋資料館上芳我邸や、みやげもの店が集まる街並みは、八日町護国地区と呼ばれ、重要伝統的建造物保存地区に選定されています。江戸から大正時代に建てられた商家や民家などが約600mにわたって残る風情ある街並みとなっています。伝統の「流し漉き」技法の和紙の小物もお土産の一品に。